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「鬼は内」嵐山節分ポタ 1 杉山城址など

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全国的にも珍しい「鬼は内」の掛け声で有名な嵐山町の鬼鎮神社の節分に、みどさん、ぱんだ、私の三人で行って来ました。

志賀堂沼公園で待ち合わせてスタート。昔の志賀堂沼は今よりもっと大きくて、そばを通る県道も沼を大きく迂回して急カーブだったのですが、事故が多くて沼を埋め立ててカーブを穏やかにし、さらに数年前に公園造成で埋め立てて、今の大きさになりました。

志賀堂沼のほとりには沼の名前の由来になった志賀堂があります。こちらにはたくさんの石碑石仏が奉納されています。

こちらの享保二十年造立の庚申塔は変わっていて猿が踊っています。

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これは「申八梵王」(さるはちぼんのう)と呼ばれるもので、恐らくときがわ町の慈光寺の申八梵王を模したものでは、と勝手に推測。

二鳥も雄鶏と雌鶏がはっきりしていて、ひよこまで彫られています。

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三面馬頭観音。安永七年造立。三角形を効果的に使ったデザイン。

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青面金剛像。貞享五年造立。三申の下には奉納した人の名前がびっしり。

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嵐山町は日曜休みのお店が多く、しかも禁煙で自転車でゆっくりできるとなると、とんかつの「さまた」さん1店のみです。カフェわさんも、駅前食堂さんも、サレッタさんも、英芙蓉さんも、シスルさんも、童音舞さんも、みんな日曜お休み・・・

豆まきは15時、まだ11時ということで、少し走りましょうとなり、小川町のピザ「のこのこ」さんを目指します。

八和田神社から諏訪神社奉祀跡へ続く道の分岐。万福寺と普賢寺があります。

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万福寺には立派な三面馬頭観音があります。

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お姿はもちろん、馬頭や持物、馬口印なども細部まで綺麗に残っていて、勉強になります。

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ピザ屋さんがあるとは思えない景色ですが・・・

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のこのこさんに到着〜。みどさんは意外にも初めて。ロケーションに驚いてます(笑)。

手作り感溢れる店内、薪ストーブ、TVで別府大分毎日マラソンを観ながらゆったりとピザランチを堪能しました(記事はこちら)。

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お店の裏の鎌倉街道上道。ここは掘割がはっきり残って、道幅もあり往時を偲ばせます。

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土地改良整備されてますが、ここも鎌倉街道だったところ。奥の林の手前に後谷津川が流れていて、橋が架かっていないのでそのまま辿ることはできません。迂回します。

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林の中には「鎌倉街道上道跡」の案内板と馬頭観世音があります。

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案内板から諏訪神社奉祀跡、普賢寺、万福寺、八和田神社と走っていきます。神社は狛犬と逆さスギが見どころ。

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市野川沿いの杉山地区越畑地区の道。ここは信号も無く交通量も少ないのでロード乗りに人気。

まだ豆まきまで時間があるので杉山城址へ向かいます。でも杉山とは・・・スギ花粉症の人間にとってはツライ地名です。

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六万坂にある石仏群。緩やかな短い坂ですが、昔は茶屋があるほど交通量があったそうな。

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とりあえず駐車スペースの端っこに駐輪。ここからは歩きです。

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こんな道を登っていきます。頂上までは3分くらい。この山は私有地ですので道から外れたりしないようにしましょう。

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最近は続日本の城百選に選ばれたとのことで、見学者がちらほらいます。土塁や堀が見えてきました。

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郭がはっきりと残っています。

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ここが一番高いところ。本郭です。

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かなりの規模の山城です。築城は戦国時代とのことですが、城主も含め分からないことが多いそうです。

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本郭。ここには案内や祠などがあります。眺めいいです。ここは一見の価値あります。

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寛永通宝がありました。こういったものがあると一気に歴史に思いを馳せますね。子供の頃は神社やお堂の前には古銭が落ちていたものです。今でも山の中の古い道のお地蔵さんには寛永通宝がそのまま供えられているところがあります。

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あらら、ちょっと雲が広がって寒くなってきました。

ここは急坂の上にある立派な嵐山町役場。多分、町の花ツツジで町の蝶オオムラサキのトピアリー。

何故ゆえこんな急坂を上がった、周囲に何もない不便な山の上に役場を建てたのかは謎。北部地区の振興云々だった気もしますが、大変不評。住民意識や感覚不在の「仏彫って魂入れず」な公共政策はいかにも嵐山町らしい(厳しすぎ?)。

その2へ続きます・・・


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by cornersmile-kun3 | 2019-02-15 20:36 | 自転車(ツーリング2019) | Comments(0)